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帰路 3日目 170318-20 塩見岳

春分の日の三連休(3月18~20日)で南アルプスの塩見岳に登ってきました。

最終日の3日目です。


明け方ころから風が強くなって来たようだ。

時折テントを風が揺らしてゆく。

そのたびに、テントの内側に付着している霜が雪のように降り注ぎ、その冷たさで目を覚ます。

再び眠りについても風が吹くたびに、霜の冷たさでまた目を覚ます。

その繰り返し。


シュラフに潜り込もうにも、ナンガのレギュラーサイズは俺には窮屈でどうにもならない。

時計を見ると、6時ちょっと前。

起きるか。。。

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塩見がキレイだね~!

のんびり朝食、水作り。


テントの外で塩見の写真を撮っている男女の声がするのでテントから顔を出す。

とてもキレイな女性がいてビックリ!

6人組にこんな美人がいたのね~!


食後はパッキングに、テントの撤収。

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7時30分、下山開始です!

2日間ありがとうね~!

4人組、6人組はとっくに出発した後で、テントの二人はまだ寝ているみたい。

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仙丈が朝日をうけて輝いています。

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本谷山の向こうには間ノ岳が見える!

この景色ともサヨナラです。

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細い稜線を下ります。

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木があるので怖くはないけど、結構な空中散歩だね!

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木曽駒なんかもバッチリ見える!

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さあ、急斜面の尾根を下るよ~!

トレース無視で、激下りしたいところなんだけどね~

表面がクラストしているんで、ズボッとなって進めない…

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尾根から降りたら、トラバース地獄の始まり。

まぁ、基本的に下り基調なので、行きより大分楽です!

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トラバーは続く~よ♪どこまでも~♪

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5/10でようやく長い長いトラバースから解放!

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1時間半ほどでこの看板の所まで。

行きはこの看板を見て「2時間か~!、まぁ3時間掛からないだろう」なんて簡単に考えていた。

ところが、実際は4時間以上掛かったんだ。

下りはすぐだね~!


林道までは30分で行けるでしょう!

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途中、こんな腐り雪のトラバースがあったりしてね。

上よりよっぽど怖いよ。

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さぁ、カラマツの明るい林に出たらもう林道まではすぐです!

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2時間ちょっとで、鳥倉林道まで降りてきた!

アイゼンを外し、冬靴、スパッツも脱いで、デポしておいたトレッキングシューズに履き替えます!

あぁ、楽ちんだ~!

簡単に食事をしたり、のんびり30分ほど休んだら、今度は長~~~い林道歩き(^^;;

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デブリを越えて、

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夏ゲートをこえて、、

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途中で水を飲んだりしながら下ります。

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夏ゲート周辺が拡張されただけじゃなく、第2駐車場も整備されている。

はたして、夏にここから登山口まで歩く人はいるかなぁ~?

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赤石、悪沢にもサヨナラです!

林道は南アルプス側から折り返して、反対側に出ます。

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今度は中央アルプスがバッチリです!

まぁ、奈良田からあるき沢までの林道歩きに比べたら断然景色が良いからね、林道歩きも苦になんないよ。

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ようやく冬ゲートまで戻ってきた。

4人組の車はもうなくなっていた。


そこからちょっと行くと、冬用の駐車場がある。

6人組が、荷物を降ろして靴を履き替えたり、帰りの準備をしているところだった。

「お疲れ様~!」

「ご苦労様~!」

などと、お互いにあいさつを交わします!

「いや~、まだお疲れ様じゃないんです。車はまだまだ下の方なんで(^^;;」

「あはは、そうでしたね!お気をつけて~!」

チェーンが切れた事は山小屋で話していたので、6人組は笑って見送ってくれた。

「また、どこかで会いましょう!」

6人組に呼びかける!

「またどこかで!」

6人組が答える!

嬉しいね~!


でもさ、、まださ、、、

FFの夏タイヤで、片方しかチェーンのついていない車でアイスバーンを下るという、ある意味今回の最大の山場が待っているのでちょっと憂鬱です(x_x)

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戻って来たよ~!

登山口から2時間半、山道より長い林道歩きでした。。。


疲れた~((+_+))

荷物を積んだらいよいよアイスバーンに突入です。

何とか、無事通過!

今回の山行で一番緊張したかも(^^;;


大鹿村に降りたら、酷道152号線を北上、時間もあるので下道でのんびり帰路につきました。



今回、塩見岳にチャレンジして、結果として敗退した。

ま、原因は幾つかあるけど、そもそもが準備不足だった。


前々から練り上げた計画ではなかったし、急遽決まった三連休に、前日に決めた塩見行き。

それじゃあ、登れなくて当たり前。


オレの場合、一人で冬山に登るので、夏の間に何度か登ってコースを下見しておく。

地図無しでも降りてこられるように、ランドマークやら、全体の様子を頭に叩き込んでおくためにね。

でも、塩見はそれを全くやっていなかったし、このコースは5年近く前に一度日帰りピストンしたのみだからね。


だからさ、山行全体のイメージが全くできてなかった。

そんな状態だったから不安が芽生え、他人にあやかろうと甘えが生まれてしまったんだ。

無計画でも誰かについて行けばイイやって、一番やっちゃいけない山登りのパターン。

遭難しても文句は言えない。


まぁ、でも無事に降りてこられたし、次へのきっかけになったから良かったのかな。


鳥倉林道からの塩見岳に次いつ行くかは全くの未定だけど、今年は夏に再訪してみたいと思います。


ただね、静岡からだと遠いんだよね。

赤石山脈をぐるっと回らなきゃなんない、、、

日帰りするにも、前泊は必要、、、


まぁ、きっと機会はあるでしょう!

その時を楽しみにしてますか!


あっ、今回敗退はしてしまったけど、最後に言いましょう!


南アルプス最高~~~~~~~~~~~~!



どうも!





by weekend-mountain | 2017-03-27 20:33 | 南アルプス | Comments(0)