今日はカツ丼紀行と言うことで、甲府市善光寺の「田中屋」に行ってきました。
以前同じ名前の食堂に食べに行ったときに、道順をネットで検索していたらたまたまこのお店が出て来て、ぜひ行ってみたいと思っていたお店でした。
ホントは黒戸尾根経由の甲斐駒に行きたかったんだけど、天気図上に梅雨前線が横たわっている以上好天は期待できないので山登りは中止。
ミニバイクでプチツーです!
それにしても、盆地は暑いや…
お店は表通りから一本入った、住宅街の一角にあります。
店内は長年の歴史をそのまま染み込ませたようなたたずまい。
店に入ったのは13時半くらいだったけど、奥の座席には団体さんがいたり、持ち帰りのお客さんが来たりと結構繁盛しているようです。
店は結構なお歳のオバちゃんが一人で切り盛りしているらしく、オバちゃんは大忙しの様子。
店の中は決して小綺麗と言うわけではないけど、昭和の雰囲気で凄くイイ感じです。
きっと地元の人たちに愛されているのでしょう。
メニューの品数がスゴイね!
カツ丼を注文して待っていると、オバちゃんは手際よく他の注文の料理を、作って、運んでを繰り返してました。
持ち帰り客との会話を聞くともなく聞いていると、「営業許可が後1年あるから、それまで(お店を)やって、そしたら(お店を)やめるよ」とのこと。
「へぇ、50年だもん(もう、50年だもん)」とオバちゃんは笑ってました。
休みは第一日曜のみらしく、地元の人たちの胃袋の支えになってるんだろうな。
そんなやり取りを聞いていると、カツ丼が運ばれてきました!
へっ?
どんぶり飯とトンカツ?
丼してないよ!
トンカツ定食???
なるほど!これがこの店では半世紀に渡り「カツ丼」として出されているものなのね!
それじゃあ、メニューの「カツライス」とは一体どんなものなのか?
謎は深まるばかりです!
この前の煮カツ丼なのに「煮カツ定食」もそうだけど、山梨の「カツ丼」に対する解釈は全く自由で面白い(^^)
と、トンカツにソースを掛けた段階で、スープが出てきた。
このスープが超絶に美味い!
中華料理屋のチャーハンについてくるアレですよ。
飲みだすと止まらない。。。
つうコトでセルフトッピングです!
これでカツ丼になりました(^o^)/♪
カツ丼を食べ始めると、キュウリとわかめの浅漬けが運ばれてきた。
これも絶妙な塩加減と、削り節の香りが効いてて最高に美味い!
これとスープで飯が食えるよ!
あっちゅう間に完食です!
いや~、ホントに美味かった!
今までのカツ丼紀行の中で最高に美味いカツ丼だった!
ここんちのカツ丼は注文を受けてから衣を付けて揚げてくれる。
味はとんかつ屋のトンカツのとはちょっと違う感じ。
言うなれば、バアちゃんちのトンカツって感じ!
とんかつ屋のトンカツほど洗練された味じゃないけど、これはこれでかなりイケる!
キャベツもその場で千切りにしたもので、フワフワの千切りではなく、ざく切りな感じが堪んないんだよね!
そこにソースを掛けてご飯に染み込ませるワケね!
それらが混然一体となって醸し出される味!
うん!
間違いなく、山梨のカツ丼だよ!
ここんちもあと1年で閉店するらしいし、もう一店の田中屋も相当ご高齢な感じなので遠からず閉店してしまうだろう。
開いている間はどちらの田中屋も他のメニューを食べに通ってみたいね。
また来るよ!
笛吹ラインを南下して、道の駅とよとみで休憩。
なんと、目の高さの手の届く場所にツバメの巣がある(@_@)!
フワフワの産毛が何ともカワイイね!
なんだかホンワカした気分になって、のんびり静岡へと下って行きました。
美味しいカツ丼と、ツバメの巣に癒されたプチツーリングでした!
次回をお楽しみに~!