今日は布引山(2,584m)に登ってきました。
布引山ってどこ?ってハナシだよね。。
まぁホント言うと、オレも布引山に登りに行ったワケじゃないんだ。
本当は、笊ヶ岳に登りに行ったんだけど、「11時ルール」で時間切れ…
まぁ、平たく言えば敗退です(^^;;
それでは行きましょう!
笊ヶ岳は2年前に登りに来たんだけど、その時は体調がイマイチで気分が乗らなかったので、途中でやめたんだ。
なので、久しぶりのリベンジなのです。
午前4時30分、老平のゲートを出発です。
実は、昨夜ゲリラテン泊して、楽しくて、飲み過ぎて二日酔い、、、
というよりまだ酔っぱらってる状態なのです(#^▽^#;)アハハ
素掘りのトンネルをくぐります。
安全の為とは言え、モルタル吹き付けによって味気なくなりました。
林道終点から登山道になるよ。
やたら揺れる吊り橋も渡るよ~!
1時間半ほどで、渡渉点である広河原に到着です。
前回は、ここで引き返したんだ。
正直、二日酔いでフラフラなので、今回もまたやめようかとかなり迷った。
無事渡渉を終え、登り始めます。
とにかく急でヒイヒイ言いながらの登りです。
最初のランドマークの「山の神」に到着!
ここまでもず~っと急登で、なかなかコースタイムを縮めることが出来ない(;´・ω・)フウ
二日酔いですぐ息が上がっちゃうしさ…
次のランドマークの放置ワイヤーの山。
えぇ、この山ね、すさまじい急登の連続なんだけど、ランドマークが無いからホント修行の山です。
ワイヤーの山がランドマークなんて…
桧横手山(2,021m)に到着です。
ここまで、5時間近くかかってます。
もう、ヘロヘロなんだけど、酒は抜けて来てかなり頭がクリアになってきた(*´з`)ウイ
まだ、イワカガミが咲いてたよ!
布引山までの最後の急登です。
森は美しいけど、容赦のない斜度です(^^;;
小ピークを抜けて、しばらく行くと、、、
崩れの上に出ます。
ここからの景色は絶景です!
ドカ~ンと聖ね!
その、左側にちょこんと尖っているのが、上河内です。
大好きな茶臼はガスの中…
聖の隣には男前な赤石です!
素晴らしい~!
赤石の隣にはでっかい悪沢です!
いや~、素晴らしい!!
南アルプス最高だね!
で、もう一回樹林帯に潜り込んで、、、
布引山に到着です!
出発から7時間近くかかりました(;´・ω・)フウ
実はもう11時をとうに過ぎてしまっています。
前にも書いたけど、高い山を日帰りピストンする場合は11時には撤収するルールを自分に課している。
笊まで行けば13時ころの到着になりそう。
そっから下山となると、18~19時の下山になってしまう。
なので、今回笊ヶ岳が目的地なんだけど、ここで終了です。
また次の機会ってコトで!
山頂には三等三角点があります。
三角点タッチとか、踏んでみたりとかの儀式はやりません。
山頂は樹木に囲まれているので、景色はまったくありません。
まぁ、布引山単体で登る人はいないでしょうね。
仕方が無い、笊ヶ岳はまたの機会に!
因みに、布引山山頂付近にはビバーク場があって、4張りくらいのスペースがあります。
もちろん、付近に水場はないので、取り付きの広河原から担ぎ上げなきゃなんないけどね。
んじゃ、景色の良い所に戻って昼ごはんです。
今日はアンパンじゃないよ。
イイ景色だね~!
それじゃ、降りますか!
美しい森です。
ミズナラの新緑。
ヤマザクラの新緑。
あぁ、やっぱりこの時期の山が一番好きだな~!
で、あっという間に広河原まで降りてきた。
広河原には4~5張りほど張れるビバーク場がある。
このテントの主たちとは布引山山頂でちょっと話をしたんだけど、ココから朝出て笊まで行ったらしい。
で、昨日は4張りあったとのコト。
そうだよね、ゲートからじゃ1時間半余分にかかる。
ここからなら、7時間で笊まで行けるよな!
んじゃ、来年だな。
肩からプレートが外れたらテントを担いできて、ここから登ればいいや!
分かりづらいけど、上からシャワーのように水が登山道に向け降り注いでいるんだ。
そんなんが3カ所ほどある。
今時期は気持ちいいよ!
橋が壊れていて、微妙に怖い。
ユラユラ揺れる吊り橋に戻って来て、よく見るとワイヤーがダルダルじゃん。
更によく見ると、テンションを掛ける下のワイヤーが切れて、ダラーンとなってる((+_+))
まぁ、上の吊ってるワイヤーが生きていれば渡れるけど、これじゃぁ揺れるはずだよ。
因みに、沢の名前が「タケ沢」と、なんとも親近感がわくネーミング(^^♪
さぁ、戻ってきました。
実に11時間の長い、長い旅でした!
今回、南アルプスの中でも、、行ったコトの無い笊ヶ岳に挑戦しました。
ま、結果は登れなかったんだけど、次回は来年ってコトで楽しみは先送りです!
それにしても、急登がハンパなかった。
南アルプスは樹林帯の急坂が多いんだけど、ココの急坂はオレの知る限り一番じゃないかな。
甲斐駒の黒戸尾根も、農鳥の大門沢も、茶臼のヤレヤレも急坂続きだけどここには敵わないね。
マンノー尾根か、笹山のダイレクト尾根が近いものがあるけど、長さに関してはここの方が長いと思う。
ここをテン泊フル装備で登って来た夫婦がいたけど、真似できないね~!
「随分軽装ですね」って言われてしまいました(^▽^;)
まぁ、必要最小限度の装備は持って来てるんですけどね。
繰り返しになるけど、笊ヶ岳は来年に持ち越しにします。
オレの今の足じゃあ、ゲートから7時間では笊に届きそうもないのでね。
来年、広河原にテン泊して、そこから日帰りピストンしようかと思ってます。
きょうは天気が良かったし、南アルプス南部の名峰たちを堪能できたしね、これはこれで楽しかったよ!
そろそろ梅雨入りしそうなんで、梅雨入り前の最後の山行なのかな。
季節は廻ります。
布引山でした。
(*´з`)~♪