週末は山にいます

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カテゴリ:厳冬期( 2 )


2016年 01月 13日

厳冬期 3,000m峰へ その3 帰還

1月9日~11日の2泊3日で、南アルプスの農鳥岳に登ってきた。

その3です!





まぁ、その3と言っても、後はもう下るだけの話です(^_^;;

その2では、「デーモン沢なのです」とか、前フリみたいに終わってるけど、これから特にハプニングもワンダーも無いんです!

まぁ、それでも見てやってください!


それでは行きましょう!

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樹林帯に入ると、ホッとする(^_^)

優しい木漏れ日が何とも言えずイイ♪


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登りでは散々苦しめられた九十九折地獄も下りは快調です!



ドンドン下ります!


えぇ、下るんです!



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山頂から2時間40分で大門沢小屋に到着です!

本日の全行程は9時間でした!

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お疲れさんです!


すんごく、沁みるよ!


登れて良かった!

そんでもって無事で良かった(^_^)


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戦闘服は脱ぎます!

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ここ大門沢小屋は水場が生きているのが、とてもありがたい!

もちろん大門沢でも水が汲めるのだが、もう凍る寸前のキンキンに冷えた氷水状態なのよ…

この湧水はそこまで冷えてないので、米を研ぐのも苦じゃないんだ。


夕方になって60代のソロ男性が小屋に戻ってきた。

「お疲れ様です」と声を掛けるも、完全にスルー…

まぁ、イイか…
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今夜もガッツリと鍋でいきましょう!

腹いっぱい食べて、酒もたらふく飲んで、もう最高の気分です!

勝利の美酒です!


心地よい疲労感と、満腹感(#^_^#)

星を見たり、音楽(いきものがかり)を聴いたりしながらマッタリ過ごす。。。


ふぁ~っ、寝ますか…


おやすみ…


zzz


で、3日目の朝。
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6時半頃、ソロ男性が小屋を出る音で目を覚ます。

11時間寝ました。。。


太陽が顔を出します!

のんびりと朝食を済ませパッキング。


で、キジ…

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ここ大門沢小屋と農鳥小屋は、未だに前時代的な「空中放出」式トイレなのです。

オシャンティーな山ガールなら、卒倒するよ((;゚Д゚))ェェッ

板張りに穴が開いてるだけだもん…

御他人様のキジは丸見えよ…



大門沢小屋は夏にようやくバイオトイレが1機設置されたが、その横にコインシャワー2機…

コインシャワーは要らんでしょう…

排水は結局自然環境に垂れ流しでしょ…


まぁ、行政(早川町)の環境意識の低さなんでしょうね。

改善を強く願いたい。


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とは言え、大門沢小屋の存在はありがたい!

(冬期避難小屋しか利用してないケド→まったく売り上げに貢献なし)

サヨナラ~!

ありがとうね~!

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小屋から下は殆ど雪は無いけど、ある雪はどれも氷になっているのでアイゼンをつけたまま下ります。

アイゼンを履いて丸太橋を渡るのはちょっとスリリングです(^_^;;

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ちょったしたアイスクライミング気分!

気分ですよ!

気分!


モンベル・カジタックスのアイゼンのセッティングが上手く出来て、スポルティバ ネパール エボとの相性はバッチリです!

ターンインも問題なしです!


参考までに。


って言っても、ネパール エボにモンベル・カジタックスを合わせようと考えているヒトは殆どいないでしょうけどね。

普通はグリベルなんでしょう!

普通はね!


山登りを楽しくするのは、工夫と発想です!

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1,600m以下はまったく雪は有りません。

トラバースが続く、この雰囲気は茶臼にそっくりです!


一旦平坦地に来ます。

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広葉樹林はすべて葉を落としています。

そんな冬枯れた林の中、ゲラのドラミング(木を突付く音)だけが響き渡っています。

ん~っ、良いね!


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落ち葉に埋もれたトラバース道は滑りやすく、雪の稜線より厄介だったりもします。


ってのは言い過ぎか(^_^;;


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発電所の吊り橋まで降りてきました。

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3年前までショボイ吊り橋だったところなんですが、巨大な橋台が建設されています。

この規模の橋が掛けられる理由はやはりリニア建設関係なんだろうか。


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登山者用の「まったく怖くない」吊り橋を渡って、林道に出ます!

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稜線は遥か遠くになったな~!

林道歩きも下りはあっと言う間です。

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ゴールの発電所が見えました!


小屋から2時間30分でした。


三連休は当初、甲斐駒を考えていたんだ。

でも、今年は雪が異常に少ないでしょ。


甲斐駒は登れるか、登れないかのギリギリのところで挑戦したい。

だから、とっておきは次の機会に!

バカでしょ(^_^;;

イイんです、それが俺のスタイルなんです!


それに正月登山で敗退した聖の代わりに、3,000m峰に登りたいってのもあってね!

お馴染み奈良田から上がれる農鳥にしたワケ!



あんたホントに南アルプスや、奈良田が好きだねって思うでしょ。

と言うのも、幼少期の一時期、奈良田のある山梨県早川町の隣町、身延町(旧下部町)で育ったんだ。


小学4年から小学校卒業までね。

婆ちゃんのとこに預けられてた。

詳しくは語らないが、家庭の事情ってヤツね。


まぁ、がばいばあちゃんみたいなモンだね(^_^)


だから、オレにとって山ってのは南アルプスそのものだし、八ヶ岳は冬に空っ風を送り込んでくる山(八ヶ岳下ろし)って感じなんだ。


大好きな婆ちゃんは、もうこの世にはいない。

だから静岡から、52号線を上がって行くのは、婆ちゃんちに遊びに行くような感じなんだ。


なんか湿っぽい話になっちゃったね。

まぁ、でもそんなんじゃないけどさ(^_^)


そんなバックグラウンドを持っているってのも、ある意味幸せだと思うよ。

だって、何度だって南アルプスに登る理由があるから(^_^)

百名山を制覇するつもりはないけど、南アルプスなら百回でも登りたいもんね!


厳冬期の南アルプス3,000m峰、

ようやく2座目です。


まだまだ、次がある。


なんだか嬉しいね!






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by weekend-mountain | 2016-01-13 22:09 | 厳冬期 | Trackback | Comments(2)
2015年 11月 06日

雪山への想い

だんだんと秋が深まって、本格的な冬山シーズンがもうすぐそこまで来ています。

多くの人は、「登山シーズン終了」もしくは低山に向かうのでしょう。

オレは今年も冬山に向かいます。


前にも書いたが、冬山自体は2年前に登り始めたばかりの初心者だ。

ただ、雪山自体との関わりはスノーボードを通して20年ほどある。

数年前までは北国に住んでいて、年間100日以上滑っていたし、スキー場がオープンする前から高い山に登って滑ったり、残雪期は6月くらいまで同じく高い山で滑ったりしていた。

スノーシューも、ビーコンも持っていた。


だから、冬山初心者とはいえ、まったく経験ゼロでは無い。

かつては夏は山に登り、冬はボードだった。

ただし、大分前に山登りはやらなくなっていた。


2年前、仲間と富士山に登る計画が持ち上がってね。

その足慣らしを兼ねて安倍奥の山に上り始めたんだ。

そしたら、すっかりハマってしまって、夏のあいだ南アルプスを中心に登りまくった。


ただし、冬山はヤル気は無かった。

冬に向かって徐々に高度を下げて無積雪の低い山に上ることにした。

高い山に積雪の知らせが届いた頃、安倍奥の山伏(やんぶし:2,014m)に登った。

そこで見たのは雪を被った南アルプスの山並み!

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2013年11月9日 山伏山頂より

美しかった!

そして、単純に「登りたい」って思ったんだ。

冬だから高度を下げる?

つまらない考えだ…


でも、心の中にはある想いがズドンとあった。


実はオレ、北国にいるとき雪山で遭難している。

詳細は書かないが、4人の同行者が雪崩によって亡くなった。

まぁ、オレは何とか無事だったけどね。

猛吹雪の中で味わったどうしょうもない絶望感は未だに忘れられない。


そんなコトがあって、ボードへの情熱が急速に失われてしまい、滑っても楽しく無いし、吹雪の中にいると胸が苦しくなった。


今は雪の無い静岡に住んでいるので、雪に接するには積極的に自分から雪のある所に行かなければならない。

逆に言えば、雪のある所に行かなければ、雪に接するコトの無い生活なワケだね。

だから忘れかけていた。


でも、雪が見たい、って気持ちは抑えきれず、とりあえず南アルプスの茶臼岳に向かった。

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2013年12月1日 横窪沢小屋前

途中の横窪沢小屋まで上ると、積雪状態!

心は躍ったね!

この日はココで終了!

山頂から降りてきたご夫婦にホットコーヒーを淹れてもらってご馳走になる。

で、翌週!

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2013年12月8日 茶臼小屋(冬期避難小屋)

茶臼小屋まで上ってみた。

もちろん夏靴でね。

遠くに稜線が見えているけど、行きませんでしたよ。


ここで自問自答してみる。

「ここで満足するのか、ここから先に進みたいのか」

答えは…


もちろん「進め!」だ!


早速、友人のショップに冬装備を発注!

万全を期して、麓の「白樺荘」に前泊(^_^)

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装備のチェック!

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2013年12月23日 茶臼岳山頂!

山頂に向かう前に、茶臼小屋で汗で濡れた靴下を取り替えようとしたとき、手が震えて仕方が無かった。

胸は締め付けられるように痛いし…

でもね、たった一人で一歩一歩山頂に向かって行くうちに不安は消えて、だんだん胸の痞えがスーっと取れていった。

茶臼岳なんて大した山じゃ無いんだけどね、雪山に帰ってきたなぁ~って凄く嬉しかった!

まぁ、よくある表現だけど、「あの日以来、止まっていた時計の針が再び動き出した」ってとこかな。


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下ろしたてのパンツにアイゼンで穴を空けたのはナイショです。



で、元旦に北沢峠まで登るも、敗退。


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2014年1月3日 赤岳


年明け早々に八ヶ岳の赤岳に!

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なんと兵隊さんと会いました!

彼は今年もこのスタイルなのかな~?


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2014年1月12日 仙丈ケ岳

大好きな仙丈にも幸運にも上れた。


1年目は、順調なシーズンでしたね。

このあとも八ヶ岳中心に登り、甲斐駒には振られ続けるスタイルを確立しました(^_^;;


2年目は燕、空木といった夏に上っていない山からスタートでした。

ただ、夏に登っていない山に冬いきなり登るのは危険なので、やっぱり八ヶ岳中心でいきました!


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2015年1月24日 八ヶ岳 横岳

この山行はとても印象に残っている。

偶然一緒になった2人と協力して、難所をクリア。

冬山ってイイよね!

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2015年2月28日 阿弥陀岳

このときは、中岳沢から夏季一般道を利用して頂上に上がったが、ホントに生きた心地がしなかった。

下りは無理なので、御小屋尾根を下りましたが。

もっと難しいバリエーションやるヒトって凄いよね!

でも阿弥陀は1年目に怖気づいて、登るのを断念したので登れて嬉しかったね!


で、2年目も相変わらず甲斐駒に振られ続けました…

5回も敗退している…

今年こそ登りたいね~!


今週末は天気がイマイチで山に行けそうにもない。

週刊予報を見ると傘マークが付いているが、高い山では雪か微妙なところ。

火曜日は冬型になりそうなので、南アルプスはどうなんだろう?

まぁ、どっちにしろ今時期は降っては溶けてを繰り返すからね。


因みに、スノーボードだけど、愛すべき友人2人の粋な計らいによって、5年ぶりに復活しました。

昔みたいにドップリにはならないけど、ボチボチ楽しむつもりです。

もちろんバックカントリーはやりません。

ボードはゲレンデで!



あぁ、雪山に行きたいなぁ~!




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by weekend-mountain | 2015-11-06 18:50 | 厳冬期 | Trackback | Comments(4)