何度も書きますが、休日が日曜のみの会社に転職(同業種)したので、今回も勿論ですが日帰り山行です。
ゆるゆるテン泊に慣れ切った酒好きオッサンが、日帰りで高山を駆け巡る夏山編のスタートです!
それでは行きましょう!
今回はドンドコ沢を登りますので、青木鉱泉を午前6時にスタートです!
えっ?
スタート午前6時って、高い山ナメてんの?って…
いや~、昨日は会社の用事で遅くなってね、帰宅即就寝ってのもねぇ~。。。
ちょっと一杯やりたいじゃん!
ドンドコ沢コースは文字通り沢沿いなので、ドンドコ沢に流れ込む支流がいくつもあって、歩いていて飽きません!
沢を超えたりね!
それより、ドンドコ沢って誰が命名したのさ?
歩いていると、シジュウカラが何やら集めてます。
巣作りの季節なんだろうね、巣材集めに熱中しているみたいでこちらに気づいてません。
コイツ以外にもかなり接近しても気付かないシジュウカラいました。
シナノコザクラ
綺麗だねぇ~!
仙丈では林道バスの車窓からチラッと見ただけなので、間近に見られてラッキーです!
岩場に群生してました!
五色の滝
3年前に来たときは、下まで降りたけど今回はパス。
ドンドコ沢は、上流に鳳凰小屋があるので基本的に水汲みNGです。
なので、途中の沢で給水します!
急斜面が終わり、平坦地にでると!
見えましたね!
この河原は、キレイに見えますが…
何故か空き缶が点在してます。
どの空き缶も、空き缶潰し器で上下にペチャンコにされた円盤型です。
上流に行くほど、数が多くなってきました。
鳳凰小屋直下の様子です。
もうね、正気の沙汰じゃないね。
何百個もの空き缶が沢に投棄されている…
何があったのかわかりませんし、状況証拠だけでモノをいう事は避けます。
でもね、
お願いです!
既得権益という名のもとに、愛すべき南アルプスを汚す事だけは止めていただきたい。
投棄された何百個という空き缶をなんとも思わずに営業している小屋です。
とは言え、直接小屋に言えない小心者なので、嫌な気持ちは心の奥に沈めて通り過ぎます…
でも、これだけは言えます。
この小屋には死んでも世話にはなりません。
行きましょう…
賽の河原に来ました。
最初はカンバが生えているんだけど、そのうち砂利地になる。
白いから、また目をやられそう…
ってコトで、地蔵岳に到着です!
地蔵のポーズのつもりです(^_^;;
午前11時、出発から5時間です!
オベリスクに近づいてみましょう!
直下まで来ましたが、ロッククライミングは無理なので、オベリスク巡りってコトで、一周して下りました。
さぁ、観音岳に向かいましょう!
ありゃまぁ、ガスが上がってきたね!
高山の夏山のセオリー通り、午前11時にはガスが来たね~!
あっと言う間に地蔵岳もガスに包まれていきます…
それでも北岳方面は時折チラ見程度に顔を現します。
正面の白い沢が大樺沢です。
下を覗き込めばそれなりに高度感を味わえました。
高峰の後ろには、愛すべき仙丈ケ岳が見えてます!
いや~、行きたい!
雪のあるうちに、もう一度行こう!
観音岳に到着です!
でも、ガスってるんで先に進みます。
ガスガスです…
山岳信仰のある山では、ガスガスの稜線は気味悪いです…
押しつぶされたケルンまで来ました。
ってコトで、鳳凰のポーズです!
縦走終了です。
ココね、晴れていれば、白根三山がドカ~ン!って広がり最高な所なんだけどね…
こんな状況ですし、長居は無用です。
下りましょう!
下りは中道コースです。
中道コースはひたすら樹林帯を下るコースで、南アルプスでも随一のつまらないコースだと思います。
コース上にも「下山道」と書いてあるくらいで、ココを登る好きモンは居ないでしょうね。
大門沢を上がるオレでも、ココは登りません。
唯一のランドマークがコレ↑
御座石です。
要はでっかい石です。
お約束のつっかえ棒をしときました。
下っていくと、カラマツの新緑が美しいっす!
ずんずん下りて、最後のミッション!
渡渉はせずに、石を飛び越え、難なく対岸へ!
んで、青木鉱泉に戻りました。
ジャスト10時間の旅でした!
この時期は、高い山では本来残雪期なんだけど、今年はご存知のように、暖冬で極端に雪が少ない。
今回、6時スタートってことだったんだけど、やっぱ遅すぎたね(^_^;;
午前4時にスタートしていれば、薬師岳に午前11時に到着出来て、極上の稜線歩きが出来た筈です。
日曜休日のみで、午前4時スタートはかなりハードだけど、しゃあないね!
これからは何とかやりくりして、南アルプス中心に楽しんでやろうと思ってます。