阿弥陀岳 南稜&中央稜 180527 シナノコザクラとホテイラン

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今日は八ヶ岳の阿弥陀岳に登ってきました。

八ヶ岳は随分と久しぶりな感じで、ブログを見ると実に1年ぶりなんだね。

今回は2年ぶりに、南陵&中央稜での阿弥陀です。

前回はこの行程自体が目的だったんだけど、実際行ってみると八ヶ岳とは思えないほど静かだし、自然が荒らされていなくて思いがけず素晴らしいコースだったのさ。

なので今回は、シナノコザクラを見に行きたかったので再びこのコースを選んだんだ。

本当は、両手を使った登坂がある南稜は考えてなかったんだけど、いざ山に来るとやっぱ行きたくなっちゃってね(^▽^;)


それでは行きましょう!

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スタートは船山十字路ですが、別のゲートからの出発です。

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15分ほどで、小屋が見えるところまで来ました。

地図には通年無人の山小屋で、「旭小屋」と書いてある。

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実際は「旭山荘」らしい。

すっかりひしゃげて、辛うじて小屋として建ってる感じ…

気味悪いんで、中は覗きませんでした。

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で、小屋から20分ほどで南稜に乗りました。

別のゲートから入ったのは、小屋を見てみたかったからなんだ。

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今年もキレイに咲いているね~!

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苔むした山道を進んでいくよ~!

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2時間半ほどで、立場山に到着です。

ここまでは実に平和な山歩きでした。

ここから徐々に雰囲気が変わっていきます。

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青薙という崩れから奥に見えるのが、阿弥陀岳南稜の核心部です。

さぁ、気合入れていくよ~!

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P1はどうってコトなく行けます!

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P2はちょっと危険な感じになるけど、注意していけば問題なし。

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で、いよいよラスボスのP3です。

正面突破は、アルパインな人たちに任せて、ハイキングなオイラは左肩のくぼみの方へ進みますよ~!

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核心部の入り口です。

垂直に2mほど登らなきゃならない。

ワイヤーがあるんで問題ないけど、今のオイラは基本左手が90度以上は挙げられない。

来たことをちょっと後悔、突っ込んでいけば登りきるしか方法は無い。

行くか!

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ルンゼの中に入りました。

う~、不自由な左手では来るべき場所ではなかったな(;´・ω・)フウ

ルンゼの中にはちょっとだけ雪が残っていて、雪解け水がチョロチョロ流れている状態です。

ホールドは無数にあるんで、登って行けるけどやっぱちょっとしんどいわ。

残念ながら、登るのに必死で岩場での写真はありません。

何とか登って行って、草付きに取り付いたら一安心。

すると、斜面に…

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大型ザックがデポしてある。

細引きで固定してあるが、明らかに置きざられた感じでザック自体がずぶ濡れになっている。

これって、3月にここで遭難した人たちの残留品じゃないの?

中身をチラって見ると、サングラスのほかに大したものは入ってなさそうだけど。。。

そりゃまぁ、ココから落ちればタダじゃ済まないよな。

遺族に渡してやりたい気持ちはあるけど、善意の気持ちが時に遺族を苦しめることもあるからね。

それで失敗したコトあるからやめておこう。

それよりも、俺自身が無事に稜線に上がる方が先決です。

因みに、残留品はモンベルのゼロポイントの90リットルでした。

関係者はぜひ回収に来てもらいたいものです。

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無事稜線に上がりました!

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山頂からには3人の人たちがこちらを見下ろしています。

確か、先行して南稜を登っていた人たちだね。

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ハイ!つうコトで、4時間半で阿弥陀頂上に到着です!

頂上にいた3人はオレを見るなり、「随分と軽装で南稜を登ってきましたね!」と驚いている。

そうだよね、オレのスタイルと言えば、ウエストバックを斜め掛けにして、チェックのハットにモンベルのTシャツにトレッキングシューズ。

完全に近所の裏山ハイキングスタイル。

ヒトを見た目で判断してはいけません!

これでも結構ヤレる方なんだよ!

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登って来た南稜です。

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目の前には主峰赤岳がドカーンと見える!

横岳、硫黄岳は割愛(*´з`)ゴメンネ

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編笠の向こうには南アルプスが!

仙丈、北岳方面はまだまだ雪があるね~!

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富士見パノラマスキー場の向こうには中央アルプスが見えています。

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諏訪湖、北アルプスも薄っすら見えるよ!

あ~、気持ちいいね~!

御小屋尾根から登って来た人たちが3人上がって来て、山頂は賑やかになりました。

みんな、笑顔です(^^♪

天気良いもんね~!

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やっぱりアンパンです。

美味し!

のんびりしたら、下りましょう!

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中央陵です。

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南稜を先行していた3人も中央稜を下るようです。

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中央陵は超激下りです。

でも、ここからの景色は本当に最高なのです。

写真はありません。

見たい人はぜひご自身の目で!

感動しますよ!

で、樹林帯に突入して、ちょっと迷いやすい場所を何とか通過すると、

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ここから、稜線の南側に下ります。

そこからすぐの岩場には、、、、

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咲いてました!

シナノコザクラです(*'▽')

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1.5センチほどの小さな可憐なサクラソウです。

南アルプス林道でも見ることが出来るんだけど、今年はまだ開通していない。

ここなら間近で見ることが出来る!

今が見ごろで、岩場にはたくさんの花が咲いていました♪

で、ズイ~っと下って、沢まで下ると、、、

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ホテイランです!

これも小さな可憐な花です。

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あちらこちらに咲いています!

ホテイランもちょうど見頃だったね!

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ツボスミレもね!

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林道に出ると、カラマツの新緑があふれています。

林道歩きも楽しいよ!

中央陵は南稜と御小屋尾根に挟まれた稜線なんだけど、長さが両側の二稜線よりずいぶんと短い。

そのぶん激下りになるんだけど、後半は実に平和な林道歩きになるんだ。

だから、中央陵は下り専用です。

林道とはいえ、花が咲いていて飽きさせません。
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前回も咲いていて、名前を知らない白い花。

これとは別に素晴らしい咲きっぷりのこの木↓

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これも名前を知らない…

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サクラの仲間かな?

調べようと思いつつも、面倒くさくなちゃって2年放置ってワケね(-_-)

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甘い香りのこの花も名前を調べなきゃね(^▽^;)

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アッと言う間に、船山十字路に到着です!

7時間半の旅でした。


今回、2年ぶりの阿弥陀岳南稜&中央稜だったけど、2年前同様に良い天気で最高でした。

何もかもが2年前と同じように存在していて、見たかったシナノコザクラもホテイランもちゃんとそこに咲いていた。

当たり前のことが当たり前じゃない暮らしのなかでも、この時期にここに来れば出会える景色がある。

これってすごく嬉しいことだよね(^^♪

正直、夏の八ヶ岳はそんなに好きじゃない。

でも、この時期のこのコースは大のお気に入りになりました。

次は紅葉の季節に訪れたいと思っています。


P3で亡くなった方たちに対しては、ご冥福をお祈りいたしますが、ぜひ関係者の方々は残留品を回収してあげて欲しいと思います。

あのままじゃ浮かばれないよ。


オレも山の神に怒られないような山登りを続けていきたいと思います。

そう思えた山登りでした。



ありがとう~!


(*´з`)~♪


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Commented by shimasaan at 2018-05-28 05:12
シナノコザクラ、ホテイラン、ツボスミレ、不明の白い花、そしてカラマツの新緑……
いい季節に、このコースを歩かれて、さぞ晴れ晴れとした気持になれたことでしょう。

まあ、骨さえ継いていれば、これからは肩を無理してでも上げるリハビリが必要なので、
天気の良い日の、日帰り山行などを続けてください。

私も、この季節なら行ってみたいけど、あの南陵のルンゼの通過には、ちょっと不安が…
Commented by weekend-mountain at 2018-05-28 21:31
> shimasaanさん
こんばんは!
このコースかなり素晴らしいので、おススメです。隣の御小屋尾根~阿弥陀~中央稜であれば安全にピストン出来ます。それか、1日目に美濃戸口から入って行者小屋に宿泊、2日目に阿弥陀に登って中央稜に降りるコースも良いかもしれませんね(^^)

来週の月曜にはレントゲン検査なので、骨がくっつき始めていればイイんですけどね(^▽^;)
山に行くとやっぱり調子イイです!
Commented by oyamasuki_Y at 2018-06-05 20:40
南陵ですね~
私は積雪時に行きましたがあのザックはすでにありました
古い情報ですと昨年の年末にはありましたよ

誰のでしょうね・・・
Commented by weekend-mountain at 2018-06-05 20:58
> oyamasuki_Yさん
こんばんは!
あのザックは3月の遭難者のものではないのですね。誰のモノなのでしょうかね。回収して欲しいものですね。
というか、積雪期にあそこを行くなんてoyamasuki_Yさんさすがですね(^_^)
ワタクシは厳冬期に行者小屋からのノーマルルートを登っただけでも生きた心地がしなかったので、冬期のバリエーションルートは頼まれても行きません(^▽^;)アハハ
Commented by king_sparrow at 2018-06-09 22:08
タケさん,今晩は!

タケさんのこちらの投稿を見て,本日まったく同じコースを日帰りで歩いてきました!
たぶん僕が南稜一番乗りだったので誰にも会いませんでした。
阿弥陀山頂と中央稜分岐までは数人とお会いしましたが,中央稜を下るときに会ったのはキノコ採りのオジサンだけでした。(^^;
こんな静かな八ヶ岳を歩いたのは初めての経験です!
教えてくれてありがとう!(^_-)-☆
それにしても,骨がくっついていないのに,あのルンゼ登りますかね・・・(^^;

僕の家は茨城県の太平洋側なので,さっき着いて風呂入ってビールを飲んだところ・・・
相変わらずの中央道の渋滞に巻き込まれて大変でした。

Commented by king_sparrow at 2018-06-09 22:09
タケさん,スミマセン
上の投稿は"mont-denden"です。
Commented by weekend-mountain at 2018-06-09 22:30
> mont-dendenさん
こんばんは!コメントありがとうございます!
南稜&中央稜に行って来たんですね。あそこはイイですよね(^^♪とにかく静かでイイです!
自然が荒らされていないのも最高ですよね!
梅雨晴れ間の本当にいいタイミングで登れたのは、本当に普段の行いが良いというからなんでしょうね(*´ω`*)
お疲れ様でした!
Commented by 幸洋 at 2018-10-08 20:27 x
このブログを観て自分も南稜→中央稜に行ってきました。
快適なところですね
と云いたいところですが、最後の快適な林道に入り損ない
広河原川沿いに立場川本谷との出会手前の林道まで下る事になりました。
バリエーションルートという感じでした。河原に降りるまでは最高だったのですが(笑)
初夏に行こうと思いますが、次回の下りは御小屋尾根にしたいと思います。
Commented by weekend-mountain at 2018-10-08 22:03
> 幸洋さん
こんばんは!
コメントありがとうございます。
南稜→中央稜は人でごった返す八ヶ岳の一般道で唯一快適な山行が出来るルートですよね。最後の林道は川を渡って、林道に上がる感じです。
次回はホテイランや、コザクラの時期に行ってみてください。と言っても、どちらも中央稜に咲いているのですが(^▽^;)
また、コメントくださいね!
by weekend-mountain | 2018-05-27 21:04 | 八ヶ岳 | Trackback | Comments(9)